「人生会議」看取りについての講習会に参加しました。

11月30日は「いい看取りの日」です。
ちょうど市内で看取りについての講習会がやっていたので参加してきました!

「THE 市のイベント!」って感じですよね笑
(すみませんディスっているわけではありませんw)
内容はとても良かったです!

皆さんはご家族の「最後」について考えていますか?

介護タクシーをしていると看取り期の方をご送迎させていただくこともあります。
なので結構身近に感じてしまうんですよね。。

皆さんが後悔のない最後を迎えてあげられるように講習会で学んだことや僕の想いを
つらつらと書かせていただけたらと思います。

目次

人生会議

本人の意思があるうちに家族や信頼できる人たちと話し合って、どこまで延命治療するのかを
事前に決めておくことがとても重要です。

本人は「苦しい思いをしてまで行きたくない」と思っていても
家族は「少しでも長く生きていてほしい」と思っている

事前に話していないとそこの意思疎通ができておらず本人の望まない最後になってしまうかもしれません。

 

人生会議の始まりは「書くこと」だったそうです。

・心臓マッサージをする
・胃ろうをする
・人工呼吸を装着する

自分で判断できなくなってしまうので事前に自分で書いていたそうです。

他にも、どこまでの医療をするか

  • 苦痛を減らす(医療麻薬等)
  • 痛みのない治療はしてほしい
  • 延命治療はしない

など

でも、
書くだけでは、なんの意味もなかったみたいです。(アメリカの研究結果)

それで、話し合わないとダメだと
ACP(アドバンスケアプランニング)が誕生したんですね。
(日本版のACPは2022年に誕生した。)

皆さんACPって言葉聞いたことありますか?
アドバンス・ケア・プランニングの略ですね。

ACPの目的は

「本人の意思を反映させた医療がしたい」ということ。

ACPでやるべきことは

  • 心づもりをする
  • 心づもり話し合う
  • 心づもり託す人を選ぶ→プラスでやっておく 裁量権について話し合う 変えないで欲しいことと、判断を委ねることを決めておく
  • 心づもり継続的に話し合う
  • 心づもりに関する記録を作成する

この5つが大切です。
(全部に心づもりが入っていますね🤔)

要は、本人の意思がとても大切。ということです。

意味のない延命治療は、
ただ生かさせているだけという捉え方もあります。

講師の方の体験したお話なんですが、

意思疎通のできなくなった父を家族の判断で延命治療をすることに。

延命治療に入った父親は

「苦しい」「痛い」
と看護師さんに言っていたそうです。

ですがそのお父さんも徐々に衰退していきとうとう喋れなくなるまで弱ってしまいました。

そして、そのお父さんが
やっとの思いで執筆した言葉があったそうで、

その言葉が、、、

「もう許してくれ」

だったそうです。

感慨深いですよね。。

ご家族は少しでも長く生きてほしい。
でも本人は苦しい思いをしてまでいきたくない。

このギャップを埋めてくれるのが
人生会議
です。

また、医療側の意見も話してくれました。

ACPに関する医療側の意見

ACPに関する医療側のストレス
医療側の意見も知っておこう!

お医者さんや看護師さんも人間!
大変な思いをしています。

お医者さんや看護師さんの意見にも
耳を傾けてあげましょう!

意見としては、

・多忙、時間がない
・家族での意見の相違がもどかしい

などがあってなかなか思うように「終末ケア」ができなかったりするみたいです。。

医療の現場は「カツアゲ」に近いことが起きているともおっしゃっていました。

カツアゲは「金だせよ」と言われて結果的に出すのは本人から自発的に出している

医療では

「この薬を飲まないとこうなりますよ」
「この治療をしないとどんどん悪くなりますよ?」
「さあ、どうしますか?」

と選択をしいばめられている

言葉遣いが丁寧なカツアゲに近いですね🤔

こうやって本人が決めることで「自己責任」になる

だから、こういう決めたかじゃなくて

大切な人と「対話」していく中で決めるのが理想なんです。

「こういう時はああなりたい」
「こういう状況ならこうがいい」

というふうに

今の医療の現場、そこに時間を取るのはとても難しい。

だから、

事前に話し合って決めておくことが大切!

昔は家で亡くなる人が多かったみたいですが
今では病院で亡くなる人が8割!

ほとんどが病院で亡くなっているんですね。。

また、病院の治療は基本的に「延命」と捉えられる
だから、病院側は死なせたくないという考えが基本的。

ご自軍の意思をはっきりと言える環境を作ってあげましょう^^

もちろん
・「延命治療をする」
・「自然のまま最後を迎える」
どちらの選択肢も間違っておりません。

「後悔のないように」
これが一番大切なので、話しづらい話ではあると思いますが
「人生会議」をするとしないでは
その後の「後悔」は大きく違ってくるのかな?
と思います。

 

もしバナゲーム

もしも、寿命が半年だったらと仮定して自分だったらどういう最後を迎えたいかと考えさせられるゲームです。

「人生の最後にどう在りたいか」
多くの人が大切とわかっていながら、なんとなく避けて通っている話題ですよね。

僕自身もやったことがあるのですが、
自分の価値観と丁寧に向き合って、他者の考えも知ることができる
自分が「その立場」になると仮定するからこそ見えてくる部分があるので
本当におすすめです!

実は今回の講師の方は、このゲームの考案者の一人だったみたいですね!

↑飴ちゃんもらいました😊

そんな大物の講義を無料で聞けて、
本当に勉強になった1日でした!

また、第2部もあったのでそれはまたブログのほうに書かせていただきたいと思います!^^

テーマは
すみ慣れた街で最後まで暮らす」です。

そちらもみてくれると嬉しいです^^

それではまた〜🖐️

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